選定と選任の違い

選定と選任の違い

- 概要 -

選定は複数あるものの中から選んで決めることを言うが、選任は誰か最適な人を選んで任務にあたらせることを言う。

- 詳しい解説 -

選定とは、複数ある候補の中から、目的や条件に応じて選んで決めることを言う。文字の通り選んで定めることである。

選任はその任務に適した人を選んであたらせることを言う。選んで任じることである。選任は先に決まっている任務があり、それに合わせて人を選ぶため、選任する、という時にはたいてい何らかの役職や任務名と一緒に使う。例えば、「弁護人を選任する」「友人を委員に選任する」「今回理事に選任されたのは外部の人間だ」などと使われる。

一方選定はそのような限定はなく、多くの中から選び出して決めることそれのみをいう。例えば、「オリンピックの開催地を選定する」「選定にあたっては当社基準によります」「教育委員会が選定した図書は図書館で借りられます」など使われる。選んで決定するというところまでが選定の要点である。類義語には選別、採択、選択、より分けるなどがある。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。