スクイズとバントエンドランの違い

スクイズとバントエンドランの違い

- 概要 -

スクイズは三塁にいるランナーを生還させるためにするバントによる攻撃で、バントエンドランは一、二塁にいるランナーを進塁させるためにするバント攻撃である。

- 詳しい解説 -

スクイズもバントエンドランもどちらも野球の試合で行われる作戦のことである。どちらもピッチャーが投球をしたときにランナーが次の塁へとスタートを切り、バッターはバントを行う。しかし、スクイズとバントエンドランはその目的が大きく異なる。

スクイズとは、ランナーが三塁上にいるときに、そのランナーを生還させ、得点を得るためにバントを行う作戦のことを言う。得点をなんとか「絞り出す=Squeeze)」するために行うことからこのような名称で呼ばれることになった。

バントエンドランはランナーは一塁または二塁にいるときに、そのランナーを進塁させる目的でバントを行うことを言う。ランナーとバッターはベンチからの指示により、ピッチャーの投球と同時にバッターはバントを、ランナーは走塁を始める。バッターのバントが成功すればランナーの進塁が成功する確率が上がるが、バントが失敗したとしてもランナーは盗塁を試みたことになるだけである。

広い意味でいえば両方共にバントエンドランで、ランナーが三塁にいる時がその特殊形としてスクイズと名前がついていると考えることもできる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。