推敲と添削の違い

推敲と添削の違い

- 概要 -

推敲とは自分で作った文章などを何度も考え直してさらに良い表現とする作業のことを言う。添削とは他人が作った文章などについて、語句を書き加えたり、削ったりして手直しを行うことを言う。

- 詳しい解説 -

推敲とは、自分の書いた文章などについて、何度も練り直しながらより良い表現を探していく作業のことである。

推敲の出典は、唐朝の詩人が詩を創作していた時に「僧は推す月下の門」という表現を「僧は敲く月下の門」という表現に改めようかどうか迷っていた際に、韓愈が「敲く」とすることを勧めた故事による。

添削とは、自分以外の人が書いた文章などについて、語句や表現を付け加えたり、削ったりすることを言う。よくあるのは、先生が生徒の作文や答案、課題、レポートなどに行う添削である。

添削を行う場合は通常、赤色の色鉛筆やペンで行うために、添削のことを朱入れや赤入れ、朱書きなどと呼ぶことがある。

添削とよく似た作業に校正がある。これは、印刷物を出版するときに、原稿と仮で出来てきた印刷物の二つを見比べて間違いがないかを確認して誤りを正すものである。添削がよりよく分かりやすい文章になるように内容まで踏み込んで改正するのに対して、校正では、明らかな間違いなどがない限りそこまで踏み込んだことはしないのが一般的である。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。