人家と民家の違い

人家と民家の違い

- 概要 -

人家も民家も人が居住している家という意味は共通である。しかし、民家はビルや商業施設などに対比するときに使われる。

- 詳しい解説 -

人家も民家も人が住んでいる住居のことを指している。

人家は「遠くに人家の明かりが見えた」のように、そこに人が住んでいる建物があるという程度の意味で、特にそういったものが存在すること、人跡未踏の地や秘境ではなく、誰かがいるということに重点がある。

民家は、公共の建物やビルなどに対比するときに使われることが多い。つまり、公民館などの公共の建物ではなく、またビルなどの商業的な建築物などでもなく、一般の「民」が住んでいる家、特に一戸建ての家という意味で使われる。

民家は一般の人、つまり庶民が住んでいる家を意味する。特に民俗学的には、その地域に密着した材料や技術を使って建てられた住居のことを意味している。現在では日本全国で均一的な住宅がたてられることが多いが、古民家として、古い農家だった建物や京都に見られるような町家をリフォームして住むことが流行している。これらの古民家はまさに「民家」の代表的なものである。
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