社団法人と宗教法人の違い
- 概要 -
社団法人とは、社団の中でも法律によって法人格が与えられている団体のことを言い、宗教法人は神社、寺院などの宗教法人法によって認められた宗教団体のことを言う。
- 詳しい解説 -
社団法人とは、社団の中でも法人格を認められている団体のことを言う。社団法人は、一般社団法人、公益社団法人に分類できる。その根拠法令は一般社団・財団法人法であるが、さらに公益法人認定法によって認定されているのが公益社団法人である。
一般社団法人は、一定の法律要件を満たしていれば設立できる法人で、設立や事業内容の目的が公益のためでなくとも構わない。そのため、事業はすべて課税対象である。公益社団法人は目的が公益、すなわち社会の役に立つ事業を行うことで、学術、慈善、宗教などである。営利を目的としないので、公益法人は税制面での優遇がある。
宗教法人とは、宗教法人法によって法人と認められている宗教団体のひとつで、公益法人の中の一種類である。仏教系である寺院、神道系である神社、キリスト教系である教会なども宗教団体であり、法人格が法により認められれば宗教法人として権利主体となることができる。公益法人であるので、税制上の優遇がある。
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