始末書と反省文の違い
- 概要 -
反省文も始末書もなにか不祥事を起こした時に書くもので、反省文は自分の謝罪と反省を書き、始末書は事の顛末から謝罪までを書く。
- 詳しい解説 -
反省文も始末書も、なにか自分が不祥事を起こしてしまったときに、それに対する謝罪の態度を示すために書くものである。
反省文は名前の通りに、「自分は今回の件について反省しています」ということを具体的に書き、周囲または上司や会社への謝罪の気持ちを書き表すものである。あくまで個人が反省していることを文章の形で表すものであるから、あて先は、学校の学年主任や担任、会社なら直属の上司や部門の長などの本人から比較的近い立場の人であることが多い。
一方始末書は、事の始め(始)から終わり(末)までを書く文書のことである。つまり、不祥事の原因や経過、どうしてそうなってしまったか、という分析が必要な中身である。もちろん、その分析ののちに、自分の反省と謝罪、今後の再発防止策なども書き添える必要がある。反省文との大きな違いはこのように、自分の内心のことのみを書くのではなく、客観的な事実の分析を書くことである。そのため、あて先は本人より若干遠い学校長や部門の長、または社長など、その組織に責任を持つ人あてになることが多い。または、あて先をあえて定めず、組織の一員として組織に対して与えてしまったダメージをどう申し開くかという視点から書かれることもある。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。