支出と支弁の違い
- 概要 -
支弁は単純にお金を支払うことをいうが、支出はある目的があってそのために金銭や物品をを支払うことや支払い自体を言う。
- 詳しい解説 -
支弁は金銭を支払うこと、それのみを表す言葉である。支出は、何らかの目的があって、そのために金銭などを払い出すことを言う。つまり、支弁と支出の違いは、その金銭を支払うことにあたって、ただ支払うというその一事なのか目的があって支払うのかということである。
支出は家計簿などにおいては支払い全体のことを言ったり、それぞれの細目での支払いについてまとめたものについていう場合も使われる。例えば、家計簿では、入ってくるお金は収入、出ていくお金はすべて支出、とされる。支出の中には、消費に回された金銭の払い出しがあり、それは消費支出とされる。消費支出の中には、食費、家賃、水道光熱費、医療費など各種細目がある。
支弁は、基本的に公的な書類であったり、改まった書類などで使われる言い回しである。例えば、外国人留学生が日本に留学する場合には、就労目的などの不正ではないことを証明するために、経費支弁書を法務大臣あてに提出する必要がある。つまり、経費はだれが支払うのか、ということを記載した文書であるが、このように改まった文書に関しては支払いのことを支弁と言ったりする。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。