次回と次の違い

次回と次の違い

- 概要 -

次は時間的空間的にすぐあとに続くことやその続くもののことだが、次回は繰り返して何度か行われるもののこの次の回のことである。

- 詳しい解説 -

次とは、時間的空間的にすぐあとにつづくことやつづくものそのものを指す。「次の間」といえば、すぐ隣に続いている部屋のことであるし、「次の機会」といえば、今に続いて来る機会のことである。

また、次は順序がすぐ下であることや地位などがすぐ下であることも意味している。「次席」という言葉の「次」とは順位がすぐ下のことであり、なんらかの役職のすぐ下の役職であることをいう。「次点」は、成績がすぐ下であることである。そのため、合格ラインのすぐ下の点数のことや選挙において当選する人のすぐ下の票数である(すなわち落選する人のトップ)ことを意味しているのである。

次回とは、何回か繰り返してや一定間隔ごとに行われるもののこの次の回のことを言う。反対語は前回である。次の回のまた次の回のことを「次々回」と次の字を繰り返すことでさらに続く回であることを示している。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。