さぶいぼと鳥肌の違い
- 概要 -
さぶいぼも鳥肌も同じ寒いときなどの人体の反射現象のことを言う。さぶいぼは主に関西地方で用いられ、鳥肌は標準語である。
- 詳しい解説 -
さぶいぼも鳥肌も同じものを指している。さぶいぼは主に関西地方から西を中心とした地方で用いられるもので、鳥肌とは標準語である。さぶいぼの他にさむいぼ、さむぼろなども地方で使われる方言である。
関西出身の芸人などがテレビで「さぶいぼ」と使うことが放送されることがあり、方言であってもある程度の人はそれが鳥肌であると理解できる。
鳥肌は、寒さなどを感じると、人体が体温を失わないように体毛を立てて防御しようとする反射のひとつにより生じるものである。人間の皮膚の表面には動物ほどではないが体毛が生えており、体毛一本一本ごとに根元には立毛筋という筋肉がある。人体が寒さなどを感じると、交感神経が緊張し、この立毛筋を収縮させるため、毛穴が閉じて立毛筋が立ち上がる。そのことで体毛の根元の皮膚も引っ張られて、まるで鳥の肌のようにブツブツの肌となるのである。この反応は、自分の意識とは全く関係なく生じる現象であるので、反射と呼ばれる。
鳥肌ができるのは、寒さだけではなく、何か恐ろしいものを感じたときや、大きな感動を受けたときなどもある。
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