サービスと無形の商品の違い
- 概要 -
サービスも無形の商品も、消費者に提供される形のない商品である、という点では同じである。ただし、無形の商品という場合、パソコンのソフトなどのデジタル商品を言うことが多い。
- 詳しい解説 -
サービスとは、産業別に言えば第三次産業が提供する商品で、役務の提供のことを言う。サービスを提供(販売)したとしても、通常の商品のように何か形に残るものはないが、形にならないものの提供によって消費者の要求を満たすものである。具体的には、情報、通信、運輸、ホテル、病院、旅行などいわゆる「サービス業」と呼ばれる産業が提示するもの全般であり、多種多様である。
無形の商品とは、形にならない、モノの形をとらない商品のことで、サービスとほぼ同義である。この言葉が使われ始めたのは、音楽ダウンロードなどのデジタル商品が増加してきたことにより、従来の商品やサービス(の提供)という概念がなじまなくなってきたことによる。この言葉によって、従来サービスという名目で扱われてきた様々なものが、無形の商品または無形の商材としてはっきりと販売の対象となった。
例えば、保険であれば、もちろん保険証券などの有形物として商品の詳細な提示や保険金の交付などの有形物の提示はされるものであるが、その本質はもしもの時の保障という目に見えないもの、無形のものが商品なのである。
教育産業、たとえば塾などもサービス、すなわち無形の商品を提供している産業である。塾生は授業に参加することにより教育というサービスであり無形の商品を消費しているということである。
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