米と精米の違い

米と精米の違い

- 概要 -

米とは、イネ科の植物の実から外皮を取り除いたものことを言うが、精米とは、そこから「ぬか」を取り去ったもののことを言う。

- 詳しい解説 -

米とは、イネの実のことであり、種子から外皮を取り去ったもののこと一般を言う。外皮を取り去っただけのものは玄米というが、そこからさらに米ぬかを取り去ったもののことを白米という。白米にする過程のことを精米(する)といい、その結果出来上がった白米のことも精米ということもある。

精米する方法としては、精米機を使う方法が一般的である。精米機は杵で米粒をつくことで米粒同士を摩擦させて外皮とぬかをとりさる方法や、円筒形の器具の内部にらせん状の突起をもつローラーを回転させ摩擦を起こさせる方法などがある。

精米の段階でぬかを一定程度残すとそれは「ぶつき米」となり、玄米と白米の良いところ取りができる米となる。段階に応じて、一分づき、三分づき、五分づき、八分づきがある。その上は標準、さらにその上は上白米となる。ぬか層が厚ければ厚いほど栄養価が高くなるが、その分玄米独特のにおいなどが残ることとなり、食べづらくなる。
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