鋼鉄とステンレスの違い
- 概要 -
鋼鉄とは「はがね」ともいい鉄合金の一種で弾力性がある。ステンレスはクロムなどの金属を加えて耐食性を高めた鋼鉄のこと。
- 詳しい解説 -
鋼鉄は「はがね」と同じもので、炭素を2%以下含む鉄と炭素の合金の事である。炭素以外の金属を加えたものを合金鋼というが、炭素以外を加えていないものを炭素鋼と呼び、これはもっとも一般的な鋼鉄である。強度や耐熱性などが強い。
鋼は鉄鉱石を高温で還元することで製造される。鉄鉱石とは天然にある酸化鉄のことで、これをコークスや石灰石を加えた炉で高温で燃焼させることで一酸化炭素による還元作用により銑鉄が得られる。この銑鉄からさらに不純物を除くことで炭素鋼を製造する。
ステンレスはステンレス鋼ともいい、鉄にクロムやニッケルなど他の金属を加えることでサビに対する耐性(耐食性)を高めたものである。最も一般的なステンレス鋼はクロムを18パーセントにニッケル8パーセントを含ませた18−8ステンレスと呼ばれるものである。名称の語源は英語でstain(さび)+ less(−ない)を足したものである。
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