建設と竣工の違い

建設と竣工の違い

- 概要 -

建設とは建物や道路などの工事を行い、新たに作ることを言うが、竣工とは、その工事が終わったということを示している。

- 詳しい解説 -

建設とは、建物や道路、施設などの構造物を新しく作ることを言う。類義語の建築が主に建物についてだけいうのに対し、建設の場合は建物に限らず、道路や橋、ダム、プラント、港などの構造物についても使うことができる。

竣工とは、上記のような建設工事が終了したことを意味している。落成ともいう。竣の字は終わるという意味があり、竣工で工事の終了を意味する。対義語で工事を開始することは起工または着工という。

日本においては、大規模な工事が終了した時に関係者等を集めて竣工式を行う慣例がある。紅白のテープにはさみを入れる行事(テープカット、鋏入れの儀)をしたり、神輿を担いだりする。さらにそれに続いて、落成式として式典を行い、工事の経過と無事の終了を報告し、建築主や工事関係者が挨拶を行ったり、功労者に対して感謝状の贈呈を行ったりする。いずれも万歳三唱をするのが一般的である。
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