痙攣とてんかんの違い
- 概要 -
痙攣は筋肉が自分の意思とは関係なく収縮を起こすことで、てんかんは脳の疾患のひとつで、その症状として痙攣の発作などがある。
- 詳しい解説 -
てんかんは脳の神経細胞に突然異常な電気活動が発生することで起こる発作を繰り返す病気のことで、年齢に関係なく発症する。
てんかんの発作は脳のどの部位で電気信号が異常をきたすかによって異なるが、光がチカチカとして見えるものや、手や足がピクピク動くなどさまざまな種類がある。しかし、この電気信号の異常が脳全体に広がった場合は倒れて全身を痙攣させたり、意識を消失したり、突然脱力して倒れたりするなどの症状が出てしまう。
痙攣は体の一部または全体の筋肉が、本人の意思とは関係なく急激に収縮してしまう現象をいう。てんかんという病気の発作のなかで現れる症状のひとつであるが、痙攣の原因はもちろんてんかんだけではなく、高熱や中毒、脳腫瘍、低血糖などでも引き起こされる。
痙攣の筋肉収縮には2パターンあり、強い収縮がつづく強直性のものと、収縮と弛緩が短い時間に繰り返される間直性のものがある。こむら返り（いわゆる「足がつる」というもの）も、足のふくらはぎの筋肉が痙攣したことにより起こるものである。
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