勲章と叙勲の違い
- 概要 -
勲章とは、国家などから功労者に与えらえる栄典、表彰のことで、叙勲とは勲章を与えることを言う。日本では春と秋の二回叙勲がある。
- 詳しい解説 -
叙勲とは、国家などが功労者に対して勲章や勲等を授与することをいう。勲章とは叙勲で与えられる栄典のことである。
日本においては、国家や社会に対する功労が大きい人を対象に、毎年春と秋の2回、旭日章と瑞宝章の2分類の勲章を授けている。この勲章を授けることが叙勲である。政府が受勲者を決定し、授与するのは天皇である。
旭日章は顕著な功績があったものに対して、瑞宝章は公共的な業務に長年従事してきた人がその授与対象となっている。旭日章も瑞宝章もそれぞれその中に6つの段階があり、大綬、重光、中綬、小綬、双光、単光である。旭日章と瑞宝章の上位として菊花章、桐花章があるが、これは、旭日大綬章や瑞宝大綬章よりの優れた功績のあるものに対して贈られるもので一般的にはほとんどない。また、外国人などに対する儀礼叙勲として宝冠章があるもの、これもほとんどない。
日本では春と秋の2回叙勲があるが、毎回およそ4000人弱が受勲する。
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