謹啓と拝啓の違い

謹啓と拝啓の違い

- 概要 -

拝啓も謹啓も手紙の最初に書く言葉であるが、拝啓よりも謹啓の方がその敬意の度合いが高く、結びの言葉もそれに対応して変化する。

- 詳しい解説 -

手紙を書く場合に、その最初に書かれる文章を前文という。その前文でも最も初めに来るのが頭語でその後に時候の挨拶が続く。謹啓も拝啓もこの頭語の種類のひとつで、現在では拝啓が最もよく使われる頭語である。

拝啓も謹啓も、もともと「つつしんで申し上げます」の意味を持っている。しかし、謹啓の方が拝啓よりその敬意の度合いが高く、より改まった場合や畏まった手紙で使用されるとされる。そのため、手紙の最後に書く結びの言葉である結語も両者で違うものを対とする事が多い。拝啓の場合には一般には「敬具」が用いられ、謹啓の場合には「敬白」、または「謹白」、「謹言」などを用いる。

手紙の構成は前文(頭語、時候の挨拶)の後に、主文(本文)、末文(結びの言葉、結語)、後付(日付、署名、宛名)となっている。本文以外の部分についてはそのほとんどが定型がある。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。