カレーとスープカレーの違い
- 概要 -
スープカレーは、カレーに比べてルーがスープのように粘り気がなく、基本的にご飯とカレーが別々の容器に入った状態で提供される。
- 詳しい解説 -
スープカレーとは、カレーの料理のひとつで、いわゆる普通のカレーとは異なり、粘り気がなく、スープのようにサラサラしているものである。また、カレーはご飯にかけて提供され、そのまま食べることが多いものであるが、スープカレーはご飯とルー(スープ)が別々に提供され、食べるときに初めてスプーンで双方をすくって食べるものである。
日本においては、北海道の札幌市が発祥の地とされる。1971年に「アジャンタ」という喫茶店が出した薬膳のスープ状のカレーが最初とされ、その後1990年代に「マジックスパイス」がスープカレーという名称で売り出したところ、人気が爆発した。市内にはスープカレー店が各所にあり、特に若者の間では人気が高い。札幌を訪れる観光客も、今までの「札幌に来たら札幌ラーメン」という定番から「札幌に来たらスープカレー」となる人も多い。
札幌市内の人々においては、カレーといえば、スープカレーなのか普通のカレーなのかという選択肢が常にあるため、普通のカレーを「ルーカレー」(カレーのルーを使って作るため)と言って区別している。
スープカレーにおいては、ルーカレーとは異なり、大きな具材が入っているのが特徴である。そのため、多くのカレー店では、野菜からだしをとるために別鍋で煮込み、そのだしをカレースープに用いたり、野菜や肉(多くは鶏のレッグ1本が一人分)を別揚げにして食べる直前にスープをかけて提供している。
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