輝くと煌めくの違い
- 概要 -
煌めくも輝くもどちらも明るい光を発する意味で使われており、その輝きがキラキラと美しいと感じられる場合に使われる。煌めくの方がやや詩的な印象を与える。
- 詳しい解説 -
輝くも煌めくもどちらもまぶしい光を放っている様子を表すのに用いる。光は自らが光を出したり、他の発光体からの光を反射して光る場合のどちらでも良い。
用法的にもどちらも同じであるが、何かが光っている表現をする場合に、輝くが一般に広く使われる表現であるのに対して、煌めくの方がやや詩的でより雅やかしいイメージを与えたいときに用いられることが多い。
煌めくは、政治や経済などで権勢をふるっている人や世間にもてはやされている人を表現するときにも用いるが、輝くの場合はその用法はない。
字義からすると、輝くの「輝」のつくりにある軍の字は、取り囲むという意味を持ち、これは光が周囲にあるものに対して同心円状に放っている輝きのことを意味している。煌めくの「煌」の作りにある皇の字は、大きく盛んであること言うことを意味しており、偏の「火」が大きく盛んに光を出して燃えていること、輝いていることを意味している。
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