香菜とコリアンダーの違い

香菜とコリアンダーの違い

- 概要 -

香菜もコリアンダーも同じ植物のことを意味しており、香菜は中国語由来、コリアンダーは英語由来である。タイ語由来のパクチーも同じ植物のことを意味する。

- 詳しい解説 -

香菜(シャンツァイ)はもコリアンダーも同じ植物のことを表している。香菜はセリ科の一年草で、料理に香辛料として使われたり、そのままで生食されたりしている。ちなみにタイ語ではパクチーと言い、これもまた同じものである。

香菜が日本人の食卓に上がるようになったのはコリアンダーの名称で呼ばれたものが早く、この時には乾燥させて砕いたものや粉末にした香辛料であったため、今でも香辛料としての香菜はコリアンダーと呼ばれることが多い。

一方、香菜(シャンツァイ)はバブル期以降のエスニック料理の流行に伴い、日本でも中国料理やタイ料理などのアジアンフードと共に生食されるようになり認知度が高まったものである。そのため、中国料理に使われていれば香菜、タイ料理で使われていればパクチーと呼称されることが多かった。しかし、タイ料理の大ブーム後はパクチーという呼称が一般的となり、上記香辛料のコリアンダーも、時にはパクチーパウダーと呼ばれるなど若者の間では変化が生じている。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。