海岸と浜辺の違い

海岸と浜辺の違い

- 概要 -

海岸とは陸が海に接しているところをいい、浜辺とは浜(砂浜)のほとり(きわ)をいう。浜辺が砂浜と海との境をいうのに対し、海岸は陸(形状を問わない)と海が接しているところ一般を言う。

- 詳しい解説 -

海岸とは陸が海に接しているところをいい、浜辺とは浜(砂浜)のほとり(きわ)をいう。浜辺が砂浜と海との境をいうのに対し、海岸は陸(形状を問わない)と海が接しているところ一般を言う。

浜辺は砂浜と海とのきわをいうものであり、岩浜や断崖と海の境を指し示さない。他方、海岸とは海と陸が接しているところの総称であり、その種類は成因により沈水海岸と離水海岸に分けられる。

沈水海岸は沈降で相対的に海面が上昇したものを、離水海岸は隆起により相対的に海面が下降したものをいう。沈水海岸の地形ではリアス式海岸や多島海、フィヨルドなどで、例として三陸海岸や瀬戸内海、北欧スカンディナビア半島のフィヨルド地帯が挙げられる。離水海岸の地形では潟湖(ラグーン)、砂州・砂嘴、砂丘、陸繋島・トンボロ(陸繋砂州)、海岸平野や海岸段丘・海食崖・海食棚(波食台)がこれに分類され、例として千葉県九十九里浜、鹿児島県吹上浜が挙げられる。
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