お願いすると頼むの違い

お願いすると頼むの違い

- 概要 -

お願い(お願いする)は、願うの謙譲語、丁寧語である。依頼する、頼むの謙譲語・丁寧語でもある。頼むは、相手にしてほしいまたはしてほしくないことを伝えることである。依頼するともいう。

- 詳しい解説 -

お願い(お願いする)は、願うや依頼するの謙譲語、丁寧語である。

頼む、は相手に対して、何かをしてほしい、またはしてほしくないと願ってそれを伝えることである。依頼するともいう。自分ができないことやするのが難しいことを専門家やそれが可能な人に依頼することも頼むと使う。

お願いする、と頼むの違いであるが、上記のような語法の違いでいうならば、頼むの丁寧語がお願いするである。そのため、相手に対してへりくだっていう時には「お願いする」を用い、相手と同等または自分の方が格上であると判断するときには「頼む」を用いる。

「この仕事はA社に頼むよ」という一文があったときには、「頼む」が用いられていることから、発言者はおそらくA社よりも格が上または同等と思っているとわかる。しかし「この仕事はA社にお願いするよ」となると、話者はA社に対して敬意をもっていることがわかる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。