大雪と風雪の違い

大雪と風雪の違い

- 概要 -

大雪(おおゆき)は雪が激しく降ること、または雪が大量に降り積もっていることを言う。風雪は雪が降るだけでなくさらに強い風を伴っていることを言う。

- 詳しい解説 -

大雪(おおゆき)は、雪が激しく降るさまや、大量に降り積もっている雪のことをいう。

風雪は雪が降ることに加えて強い風が吹くことを言う。

気象庁は気象によって災害が起こる恐れがある場合には事前に注意報や警報を発令する。雪に関する注意報には、風雪、大雪、着雪、融雪、なだれがある。いずれも気象台が定めている基準をもとに発表する。注意報の上位レベルとして警報がある。これは、重大な災害の起こる恐れがある場合にそれを警告するために出されるもので、雪に関しては、暴風雪、大雪の警報がある。

風雪は上記のカテゴリーでいうならば、注意報にはあるが、警報にはない。一方大雪は注意報にも警報にも含まれている。これは、雪が多量に降ること自体がすでに災害を引き起こす危険性が非常に高いということを意味している。風雪が注意報にしかないのは、風雪でさらに重大な災害になる可能性が高くなる場合は、風がさらに強くなる局面である。そのため、「風雪」ではなく「暴風雪」と「風」から「暴風」へとレベルが上がっているためである。
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