意欲と欲の違い

意欲と欲の違い

- 概要 -

欲は何かをほしがったり求めたりする気持ちのこと。意欲は欲よりも対象が狭く何か物事に取り掛かる前向きな気持ちのことを言う。

- 詳しい解説 -

欲は何かを欲しがることまたはその心情をいう。欲の対象はものだけでなく精神的なもの、肉体的なものなどさまざまである。欲は自分に不足していると思っているもの、また不満に思っていることなどを満たしたい、解消したいという心の動きであるため、実際に欲するものを得たとしてもまた新たな欲が沸き、通常ではきりがないとされる。そのため、多くの宗教ではこの欲を抑制するべきという教義を持っている。仏教においては「五欲」といい、人間がその本能の中にもっている欲を食欲、色欲、睡眠欲、財欲、権力欲の五つに分け人間の平常心をなくさせる根源としている。

一方意欲は、何かの物事に自ら進んで取り掛かっていこうという前向きな気持ちのことを言う。例えば意欲的に仕事に取り組む、や意欲にあふれているなどのように使われ、そこにマイナスのイメージはない。意欲はただの欲とは違い、何かを満たしたいというような不足感が原動力になるわけではない。また、欲のように次から次へと湧いてくるというものでもない。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。