一級土木と二級土木の違い
- 概要 -
どちらも国家資格の土木施工管理技士の略称で1級と2級に分かれている。1級の方がより大きな規模の土木工事で主任技術者などを務めることができる。
- 詳しい解説 -
一級土木も二級土木も土木施工管理技士の一級と二級の略である。土木施工管理技士とは、河川、道路、橋梁などの工事を行う際に、主任技術者や監理技術者として工事の実施計画を立案したり、現場における作業手順の管理や作業員の安全面での配慮などを行う技術者のことを言う。
土木施工管理技士は1級と2級に分けられており、2級は土木、鋼構造物塗装、薬液注入の3つの種別に分かれている。2級は一般建設業のうち、工事の種別により専任技術者または主任技術者となれるかなれないかが決まっている。例えば、薬液注入の種別資格であれば、鳶・土工工事はよいが塗装工事の専任技術者または主任技術者にはなることができない。一方1級は一般建設業の他に特定建設業の専任技術者または主任技術者および監理技術者になることができ、対応する工事の種類も幅広く専門的である。
さらに資格検定を受験できることができるか否かについても級ごとに異なり、学歴ごとに細かく実務経験を求められる。2級であれば大学の指定学科で1年以上実務経験をしていることが必須だが、1級であれば3年以上が要求されている。ちなみに検定試験は年1回行われ、学科、実地それぞれの得点率が60%以上で合格となる。1級の合格率はおよそ20%である。
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