移管と移転の違い
- 概要 -
移転は場所や権利などをほかに移すことを言い、移管は管轄ごとに管理されているものの他の管轄に移すことを言う。
- 詳しい解説 -
移転は店舗や住居などの場所を現在あるところから別のところへ移すことをいう。つまり一般的には引っ越しや転居のことで物理的に何かが他の場所へ動くことを移転という。また法律用語では権利・財産や物事の状態の移動のことも移転という。
移管はあるものが権限者によって管理されている場合に、その管理下から他のものの管理下にその管轄・権限を移動させることを言う。
移管がよく使われるのが警察や行政などの分野で、ある物事が現在の管理者(機関)よりも他の管理者(機関)が管理監督する方が望ましい場合やそのように法律が変更された場面などで使われる。例えば、ある税金の徴収について従来は都道府県が行っていたが、より小回りの利く市町村で徴収業務を行うのが適切であるということになった場合は都道府県から市町村に徴収の権限が移される、これが移管である。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。