店と屋の違い

-　詳しい解説　-

店とは、商品を並べて（もしくは技術を）売っている場所という意味である。「クリーニング店」「家電量販店」「喫茶店」「宝飾店」という様に、専門として販売している商品を前に付けて呼ばれる。「屋」に比べると、チェーン展開していたり、規模が大きかったりする分、地元密着感は薄いイメージがある。

屋とは、その商品を専門に売る人、その商売をする家、という意味があり、「店」よりも、地元密着の小さい規模であったり、昔ながらのお店のイメージである。「八百屋」「魚屋」「肉屋」「本屋」「雑貨屋」「テキ屋」「ダフ屋」等、店同様、専門的に販売している商品の種類を前に付けて呼ばれる。特定の職業を下げて言う時に「屋」をつける事があり、漫画家を「漫画屋」、政治家を「政治屋」等と言う事もある。ただ売っているというだけでなく、専門家であるという誇りを持って「屋」を名乗っている場合もある。

店か屋の一方でないと呼び方がおかしい（違和感を感じる）ものもあれば、どちらの呼び方もされているものもある。例えば、クリーニング店（屋）、書店（本屋）、雑貨店（雑貨屋）等、別に決まりがある物では無く、結局は慣れやイメージからくる好みでしか無い。