万全と万端の違い
- 概要 -
万全とは、すべての事において完全であり、まったく手ぬかりや手おちがない事を意味する。よく用いる使い方は「準備万全」等がある。一方万端とは、ある物事についての全ての事柄という意味である。よく用いる使い方は「用意万端整った」等がある。
- 詳しい解説 -
万全とは、すべての事において完全であり、まったく手ぬかりや手おち、欠点、不備等がない事を意味する。よく用いる使い方は「準備万全」「万全を期す」「万全の策を講じる」等がある。「万端」とよく使い間違いをされているが、全く意味が違う為注意が必要である。
一方万端とは、ある物事についての全ての事柄・方法・手段という意味である。「万全」の様に完全や完璧という意味ではなく、「全てのもの」という意味として使う。よく用いる使い方は「用意万端整った」等がある。
「全く手抜かりなく準備は完璧だ」という意味を表現する場合に、よく「準備万端」という言い方をするが、実はこれは間違いである。正しくは「準備万全」もしくは「準備万端(すべての準備が取りこぼしない状態)に整った」という言い方になる。
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