流れ星とほうき星の違い
- 概要 -
流れ星とは、宇宙塵が地球の大気圏に突入する際に光を発しながら燃え尽きる現象の事で、一瞬で消える。ほうき星とは、彗星の事で、太陽系に属する小天体が太陽に近づいた時に太陽と反対側に筋がのびる現象で、長時間見る事が出来る。
- 詳しい解説 -
流れ星とは流星（りゅうせい）とも呼ばれ、たまたま地球付近まで飛んできた宇宙塵が、地球の大気圏に突入する際に、その摩擦によって高熱と光を発しながら燃え尽きる現象の事である。その時燃え尽きずに地上にまで落下したものは「隕石（いんせき）」と呼ばれる。１日に数千万以上の流れ星が発生しているとされている。「ほうき星」とは違い、一瞬で消えてしまう。
ほうき星とは、彗星（すいせい）の事である。太陽系に属する小さな天体が、楕円状の軌道を描きながら運行中、太陽に一定以上近付いた時に、太陽と反対側に筋（しっぽ）が伸びる現象を指す。毎年十数個程度発見されている。流れ星とは違って、地球から距離のある所で発生する為、ゆっくりと動いている様に見え、長時間確認する事が出来る。流れ星は一度発光すればそのまま燃え尽きるか隕石となって地球に落ちて終わりだが、ほうき星を作り出した天体は、一度で戻ってこない事もあれば、その周期によって再び太陽の近くにまわってきた時に、再度ほうき星を発生させる事もある。
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