天皇と内閣総理大臣の違い
- 概要 -
天皇とは、日本国憲法において、日本および日本国民の象徴とされている地位の事である。内閣総理大臣とは、国会議員の中から指名され、天皇から任命される内閣の首長である。
- 詳しい解説 -
天皇とは、日本国憲法において、日本および日本国民の象徴とされている地位の事である。内閣総理大臣とは違い、国政に関わる権利は無く、国事行為のみを行う。また、誰でもなれる訳ではなく、代々天皇の血を引く男系の男子が地位を継承する。任期等は特に定められておらず、2016年に生前退位について有識者会議が行われた。
内閣総理大臣とは、国会議員の中から指名され、天皇から任命される内閣の首長（行政の最高責任者）である。総理大臣、総理、首相等とも呼ばれる。天皇とは違い、行政に関する権限は非常に大きく、国務大臣の任命権や、自衛隊の最高指揮監督権を持ち、皇室会議の議長も兼ねている。任期は定められていないが、所属する政党の党首の任期との兼ね合いから最長でも数年程度になる。
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