天界と天国の違い
- 概要 -
天界とは、仏教では六道の一つで「天上界」とも呼ばれ、我々が現代生きている人界の様な一つの世界の事で、死後に必ず行きつく世界ではない。天国とは、神様や天使が住んでいるとされ、死後の霊が迎え入れられる世界の事である。
- 詳しい解説 -
天界とは、仏教では六道の一つで「天上界」とも呼ばれ、我々が現代生きている人界の様な一つの世界の事で、生まれ変わった時に地獄等と並んで送られるかもしれない世界の一つである。死後に必ず行きつく世界ではなく、そこでもまた死に至るという点が天国とは違う。天界と天国はよく同じもののように言われるが、仏教で天国に該当する場所は「浄土」となる。
天国とは、神様や天使が住んでいるとされる清浄で穢れのない理想の世界の事である。キリスト教では死後、信者の霊魂が永遠の祝福を受け手迎え入れられる世界であるとされている。比喩表現として、心配や苦しみの無い世界の事を天国と呼ぶ場合がある。その場合は、例えば「歩行者天国」「珍しい魚がたくさんいるこの海域は、釣り人の天国だ」といった使い方をする。
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