たなびくとはためくの違い

たなびくとはためくの違い

- 概要 -

たなびくとは、雲や霞や煙などが、薄く横に長く引いている事で、はためくとは、旗等の布が風に吹かれてはたはたと音をたててひるがえっている事である。

- 詳しい解説 -

たなびく(棚引く)とは、雲や霞や煙などが、薄く横に長く引いている(ただよっている)事である。または、長く集めて連ねる事を意味する。「煙突から黒い煙がたなびく」「数千騎の軍兵をたなびいて都へ入る」といった使い方をする。

一方、はためくとは、旗等の布や紙類が風に吹かれて、はたはたと音をたててひるがえっている事である。現在はあまり用いないが、炎が勢いよく燃える事や、鳥がはばたく事、雷が鳴り響くという意味でも用いられていた。たなびくとは違い、雲や霧といった手でつかめないものが伸びている事を表すものではなく、物理的な薄い紙布類がひるがえっている事を指している。「風にあおられて校旗が激しくはためいている」「洗濯物が音をたててはためく」といった使い方をする。
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