正確と精確の違い
- 概要 -
正確とは、間違いが無く正しいという意味である。精確とは、正確と言い換える事も出来るが、正確よりも「精密で正確」な事を強調した意味がある。
- 詳しい解説 -
正確とは、間違いが無く正しい、正しく全く狂いが無いという意味である。発音、計算、時刻等、「これが正しい」という明確な決まりがある事柄が確実に守られている物に対して用いられる。基準が曖昧で何が正しいのか分からなかったり、人によって回答が変わる様な物には用いる事は出来ない。おおざっぱに正しい場合と、「精確」の様にかなり細部にまでわたって正しい場合のどちらのケースでも使用出来る。「正しい」事を強調したい場合は、「正確」を使うのが良い。「日本の電車は時刻表通り、正確な時間にやってくる」「正確には、無農薬ではなく低農薬だ」といった使い方をする。
精確とは、正確と言い換える事も出来るが、正確よりも「精密で、詳しく、綿密で正しい」事を強調した意味がある。どちらの言葉も正しいという事に違いは無いが、よりその緻密さを強調したい場合は「精確」を使うのが良い。使用例としては「研究対象を精確に分析する」「この図鑑の絵は、とても精確で細部までしっかりと描きこまれている」といった使い方になる。
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