水彩画と水墨画の違い
- 概要 -
水彩画とは、水彩絵の具（透明性顔料）を用いて描かれた、主にカラーの絵の事である。水墨画とは墨だけを用いて描かれたモノクロの絵の事である。
- 詳しい解説 -
水彩画とは、水彩絵の具（透明性顔料）を用いて描かれた、主にカラーの絵の事である。様々な色の絵の具を混ぜ合わせ、水で溶かして筆で描く。水の量や絵の具の量で、様々な表現が可能となり、淡くて優しいタッチのものが描かれる事が多い。水墨画とは違い、絵の具の色数が多く、それを混ぜ合わせる事によって表現出来る色は無限大。黒一色で描いたとしても水彩画である。パレットの上で色をまぜたり、紙に色をのせてから他の色とませたり、水でのばしたりも出来る。色数が多い為、素人でもそれなりに書く事が可能。
水墨画とは墨だけを用いて描かれたモノクロの絵の事である。水彩画とは違い、モノクロで表現しなければいけない為、風景等はそれっぽく描くのは練習しなければかなり難しい。筆使いが特に重要で、すれやにじみ等を絶妙に使い分けて繊細な表現をする。水彩画の様に「塗る」というよりは「描く」事がメインになる。良い絵は、白黒のはずなのに物の色が浮かんでくる様に見えるという。その特性上、水彩画よりも紙の色（主に白色）を生かして描かれる。
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