固有名詞と普通名詞の違い

-　詳しい解説　-

固有名詞とは、同じ種類に分類されるものを識別する為に個々に付けられた名前の事で、例えば人名や地名、グループ名、病名等である。人名や地名は名前が被る事があるが、病名や植物名等は細かく分類され、名前が被らない様に配慮してつけられる。確実にそのもの表す為、学術的なものは名付けは厳格に行われてしかるべきである。製品名の名付けは、消費者に数ある同じ形式のものから自社の商品を選んでもらわなければいけない為、慎重に行われる。固有名詞をつける時は、名付け対象の特徴をよく表すものや、将来こうなってほしいと願いを込めて付けられたりもする。

普通名詞とは、同じ種類に分類するものをまとめて名付けた名前の事で、例えば「子供」「植物」「社会人」「飲み物」「スポーツ」等である。一言に子供と言っても、小さい子が複数いる場合は、どの子に該当するのか分からない。固有名詞とは違い、不特定多数のものが該当するのが特徴である。しかし、奇抜な固有名詞をもつものの場合は、名前を聞いただけではそれがどの様な物体なのかが全く分からなかったりする。その点、普通名詞は一般的に通じる為、聞いただけでどういった物体なのか、おおまかではあるが理解出来る。