きのえうまとひのえうまの違い

きのえうまとひのえうまの違い

- 概要 -

きのえうまとは、干支の組み合わせの31番目で、「こうご」とも言われる。ひのえうまとは、干支の組み合わせの43番目で、この年に生まれる女性は夫を苦しめるという迷信がある。

- 詳しい解説 -

日本で普段言われる干支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支の事で、本来の干支は、これに十干である甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸を組み合わせたもので、歴が一周回るのに60年かかる。生まれた年と同じ干支に戻る事から、60歳は「還暦」と呼ばれている。

きのえうま(甲午)とは、干支の組み合わせの31番目で、「こうご」とも言われる。一つ前は「癸巳」で、後ろは「乙未」である。五行思想において、甲は「木」、午は「火」を指す為、相性の木生火(もくしょうか)に該当する。「ひのえうま」とは違い、不吉な迷信は無い。

ひのえうま(丙午)とは、干支の組み合わせの43番目である。一つ前は「乙巳」で、後ろは「丁未」である。五行思想において、丙と午は「火」を指す為、比和に該当する。この事から、ひのえうまの年に生まれた女性は、気性が荒く、夫の寿命を縮めるという迷信が生まれ、それを信じた人々が、実際にひのえうまの年に出産する可能性のある時期に妊娠する事を避けた為、1966年の出生率が減少した。
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