起業家と実業家の違い

-　詳しい解説　-

起業家とは、独立して自ら会社を設立したり事業を開業した人の事である。莫大な資本金をつぎ込んで起業する場合もあれば、個人が低予算で起業する場合もある。会社勤めをするよりもリスクは大きいが、自分がやりたい仕事を自ら作り出し、運営する事が出来るといったメリットもある。他の人が作った会社を引き継いだりする場合は自ら起業をしていない為、起業家とは呼ばずに○代目等と呼ばれる。実業家とは違って、起こす会社が行う事業内容やジャンルに決まりは無い。

実業家とは、製造や販売、流通に関わる事業を営んでいる経営主の事である。権利譲渡等で利益を得る虚業とは違い、必ず製造、販売、流通等の実務を伴う実業によって利益を上げる起業を行う。起業とは違って、必ずしも本人が起業しているとは限らないが、ほぼ実業家本人が起業している。何か世間に出したい製品がある、世間の仕組みを変えたい、新しいサービス等を提供したいといった明確で強い目標等があって起業する事が多い。その目的の為に、複数の会社を起業している人も多く、ベンチャー起業等はその代表的なものと言える。４０歳前後位までに起業すれば、青年実業家と呼ばれる。

実際のところは、起業家も実業家もあまり区別されずに使われている。