企業価値と時価総額の違い
- 概要 -
企業価値とは、事業価値+非事業価値の合計で算出される、企業全体の価値の事である。鑑定方法が様々である為、鑑定する人によってかなり結果が違ってくる。時価総額とは、企業買収の目安となる企業の値段の様なもので、株価に発行済株式の総数を乗じて計算される。
- 詳しい解説 -
企業価値とは、事業価値+非事業価値(ゴルフ会員権や絵画等の芸術品、遊休地等といった事業とは直接関係の無い資産)の合計で算出される、企業全体の価値の事である。事業価値は、資産(負債も含める)やブランド、人材、事業の将来性、技術、安定性、成長力等から定義される。鑑定方法が様々である為、鑑定する人によってかなり結果が違ってくる。
時価総額とは、企業買収の目安となる企業の値段の様なもので、株価に発行済株式の総数を乗じて計算される。もしくは、「企業価値」から「有利子負債額(企業が利子をつけて返済しなければならない額)」を引いた額として算出される場合もある。定義が明確な為、「企業価値」とは違い、誰が鑑定しても同じ額になる、とても分かりやすいもの。時価総額が高いという事は、会社としての規模が大きく、資金調達能力も高いという事を意味する。
ものすごくざっくり言うと、企業価値が物の品質や価値の高さで、時価総額がそのお値段といったイメージである。
現代はたくさんの言葉・ワードが星の数ほど存在しています。私たち人間は言葉の意味を知ってはいますが説明してくださいと言われると正確に答えることができないものです。そしてそのあいまいさがよく似た2つの言葉の違いの境界線をぼかしてしまっています。なんとなくわかってるようだけど実は違いの核心を理解できていないことが多いものです。本サイトはよく似た言葉や物事の違いを約600点ピックアップし、ことこまかにそれぞれの違いを解説しております。あなたが中学生以上であれば、理解に苦しむことがないようにわかりやすく説明できていると思います。「年間所得と年収の違い」がわかりますか?「当たり前と当然の違い」「アリと羽根アリの違い」「イエスとキリストの違い」「内税と税込の違い」「イワシとシシャモの違い」などなど。言われてみればよくわからない!!といった言葉が結構あるでしょう?実は私も調べるまでははっきりとした違いは分かりませんでした。時間があるときに、1日1つでも読んでみてください。塵も積もれば山となるで、あなたの知識はどんどん増えていくと思います。