うなりとうねりの違い
- 概要 -
うなりとは、振動幅がわずかにだけ違う２つの音が同時に鳴る事によって、周期的に音が強くなったり弱くなったりを繰り返す事である。うねりとは、海で大きくゆるやかに浪うち、曲がりくねる規則的で丸みを帯びた波の事である。
- 詳しい解説 -
うなりとは、振動幅がわずかにだけ違う２つの音が同時に鳴る事によって、周期的に音が強くなったり弱くなったりを繰り返す合成波が生じる現象の事である。瞬間的に波長が重なり音が大きく増幅され、そしてまたズレが生じて小さくなり、そしてまたしばらくすると瞬間的に波長が重なる・・・という事が繰り返して起こることによって、音が大きくなったり小さくなったりする。振動幅が一定以上違う場合は全く別の２つの音に聞こえるだけでうなりは起こらない。楽器のチューニングでもこの仕組みが利用されている。
うねりとは、海で大きくゆるやかに浪うち、曲がりくねる規則的で丸みを帯びた波の事である。波長（周期）が長く、普通の波よりもスピードが速い。うなりの様に他の波と共鳴したり影響し合ったりするのではなく、それ単体の波の事である。また、長距離伝わり、小さな風で起きた波は移動しながら成長していくという特徴がある。うなりは大きくなったり小さくなったりを繰り返すが、うねりは徐々に大きさを増す点が違う。
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