違約金と損害賠償の違い
- 概要 -
違約金とは、契約内容に違反した方（約束を破った方）が、罰として相手側に支払わなければならない金銭の事である。損害賠償とは、違法な行為が原因で、相手が損害を受けたり、もしくは得るはずだった利益を失わせた場合に、その埋め合わせをすべく支払わなければならない金銭の事である。
- 詳しい解説 -
違約金とは、契約内容に違反した方（約束を破った方）が、罰として相手側に支払わなければならない金銭の事である。事前に金額を定めており、契約の当事者も合意した上で契約を結んでいるという特徴がある。その為、損害賠償を請求する際に、損害の発生とその額を証明する必要は無いとされる。例えば「２年間継続して利用を続ける約束で月額利用料を通常時よりも安く利用できる様に契約したが、２年を待たずして解約した為、違約金として事前に決められた○万円を解約時に支払わなければならない」といった事である。
損害賠償とは、違法な行為が原因で、相手が損害を受けたり、もしくは得るはずだった利益を失わせた場合に、その埋め合わせをすべく（損害を受ける前の状態に戻せる様に）支払わなければならない金銭の事である。まれに金銭以外で賠償される（原状回復法）事もあるが、日本の場合はほぼ金銭による賠償になる。違約金とは違い、交通事故等、事前に何か契約していたりお互い面識が無かった場合等も多く、損害賠償を求めて訴訟を起こす場合は、正確な証拠を詳細に残しておく必要がある。
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