当て馬と噛ませ犬の違い
- 概要 -
当て馬とは、牝馬が発情するかどうかを確認する為に近づける牡馬の事で、それが転じて相手の様子を探るためだけの使い捨ての存在の事を指す。噛ませ犬とは、闘犬に勝ち癖や自信をつけさせる為あえて相手させる弱い犬の事で、転じて主役を引き立てる為の負け役の事を指す。
- 詳しい解説 -
当て馬とは、牝馬が発情するかどうかを確認する為に近づける牡馬の事で、それが転じて「相手の様子を探るためだけの使い捨ての存在」の事を指す。その場合は男女関係無く使われる。例えば、A子はB男と結婚したいが、B男はいまいちその気が無い。仕方がないのでA子はC男と良い感じになっている事をB男に見せつけ、B男がA子を独占する為結婚を決意する様に促す。この場合本命はあくまでB男で、C男は「A子とB男をくっつける為に利用された当て馬」となる。失敗するとB男もC男もA子の元を去る。
噛ませ犬とは、育て始めの闘犬に、勝ち癖や自信をつけさせる為、あえて相手させる弱い犬の事で(闘犬に勝たせる目的の為)、転じて主役を引き立てる為の負け役の事を指す。八百長の様に、わざと負けさせたりはしないが、主役が勝てる様に噛ませ犬役の実力は主役以下にしておく。当て馬とは違い、様子を探る為ではなく、とにかく主役に勝たせる事が目的となる。
どちらも現実世界でも空想の物語やゲームの中等でも、よく用いられる手法。特に物語の方では、登場した瞬間に「当て馬臭」や「噛ませ犬臭」がする登場人物は見ている方もなんとなく分かる。結果は分かっているのに何故か面白い。
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