細菌とウイルスの違いとは

みんな知ってるようで知らない細菌とウイルスの違い。細菌はいわゆる「ばい菌」とも言われている微生物で、細胞を持ち、自己複製能力を持つ単細胞生物である。水分と栄養と温度があれば自己増殖可能な生物なのだ。

ウイルスは細菌と違い、細胞を持っておらずDNAとそれを包む殻だけからなる、細菌よりずっと小さい微粒子。他の生物の細胞に寄生して、自分のコピーを作る。細胞の中でコピーが増え続けるとやがて細胞は破裂して死んでしまう。

細菌とウイルスは大きさもかなり違い、細菌は1〜5マイクロメートル（マイクロメートル＝1mmの1000分の1）、ウイルスはほとんどが300ナノメートル（ナノメートル＝1mmの100万分の1）以下なのでウイルスは電子顕微鏡でなければ見ることが出来ない。


補足
抗生物質は細胞を持たないウイルスには効かない