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交通違反の反則金・罰金の使われ方
交通違反で捕まったらむちゃくちゃ頭にくるよね。「こんなことで捕まえやがって・・・・」って。理不尽な目にあった人も多いはず。その時支払う反則金や罰金はどう使われるのだろうと考えたことはないだろうか。まさか警察官の給料に反映されるのでは・・・。紐といてみよう。
納付された反則金はまず国庫金として国に集められる。この国庫に納められた反則金は交通事故の件数、人口の集中度、道路延長などを毎年考慮し、都道府県・市町村に「交通安全対策特別交付金」として交付されるのだ。そして交付されたお金は信号機や道路標識、ガードレール、歩道、横断歩道などの、道路における安全施設の設置と管理などの費用とされる。交通安全以外の使用は決して出来ないのだ。つまり反則金で警察官の給料を払っているわけではない。警察官の給料は、都道府県の税金で支払われているのである。
補足
反則金と違いの分かり難い罰金だが、反則金は軽微な違反に科せられ、罰金は酒気帯び運転など悪質な違反に科せられる。罰金は反則金と同様に一旦国庫に納められるが反則金が「交通安全対策特別交付金」としてしか交付されないのに対し、罰金は他の刑法犯の罰金と同じように国庫に入って普通の使われ方しかしない。