保護者会とPTAの違い
- 概要 -
保護者会は、幼稚園や小学校、中学校などに子供を通わせている父母が参加する組織で、先生は会員ではないが、ＰＴＡは保護者と先生の両方が参加している組織のことを言う。
- 詳しい解説 -
保護者会とは、文字通り、保護者が組織している会のことで、幼稚園、小学校、中学校などに設置されていることが多い。保護者会の活動は、バザーや講演会の開催、学年の親睦会などが主である。
ＰＴＡとは、英語のＰａｒｅｎｔ−Ｔｅａｃｈｅｒ Associationの略語で、アメリカより発祥した保護者と教職員によって組織される団体のことである。保護者の自発的な参加（つまり任意加入）により運営されるものであるが、実際にはほぼ強制的に参加することになっている。PTAは児童生徒の教育環境を改善させるために活動するボランティア活動という建て前であるが、PTAの役員などになると活動が頻繁にあるため、参加者の負担が大きいとされる。そのため、近年ではPTAではなく、保護者会と組織を変更する学校もある。
PTAと保護者会の大きな違いは、上記のように参加者に教職員が入るか入らないか、である。また、PTAは、連合PTAという組織があり、全国のPTAを統括している団体であるが、この下部組織として活動することになる。そのため、何をするにも全国標準の研修会や委員会を組織し、参加しなければいけないため、小規模校であると、PTAの全員が役員にならないと間に合わないような状態も生じてしまう。さらに、会費等もかかってくる。
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