損害と損失の違い
- 概要 -
損害とは災害や事故などで受けた不利益のことやそこない傷つけることを言うが、損失は財産や利益などを失うことで、損ない失うことをいう。
- 詳しい解説 -
損失とは、文字通り、損ない失うことを言う。特に利益や財産などのものを失うことをいい、反対語は利益となる。
損失は特に株取引などで生じた財産の不利益についていう場合が多い。例えば、証券会社が株式などの取引で生じた顧客の損失について補てんする損失補てんなどがある。
損害も、文字通り、損ない傷つけることを言う。特に事故や災害などで受けた金銭や物品の不利益のことをいう。
損害は例えば損害賠償や、損害保険などの語でよく耳にするものである。損害保険は偶然の事故により生じた損害をおぎなう目的で加入する保険のことで、火災保険や自動車保険などがその代表である。こういった損害は通常の生活上あまり生じることが少ないために、損害保険の多くは掛け捨ての保険であることが多い。
地震や風水害などの災害で家屋や家財、所有する車両などが壊れたり使用不能になったりする場合の不利益は損害である。その損害により得られたはずの利益が得られないような場合はその不利益が損失となる。例えば、水害で移動販売に使っていた車両が流されてしまい、使用不能になったならばそれは車両の損害である。そしてその車両で得られたはずの営業利益が得られなくなってしまったことは損失である。
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