旋律と音色の違い

旋律と音色の違い

- 概要 -

旋律とは、音楽において、音の高低変化とリズムがあわさることにより生まれる音楽的なまとまりのことを言う。音色とは、音の質を表す音楽用語で、音程が同じであっても音色が違えば異なって聞こえる。

- 詳しい解説 -

旋律とは、英語のmelodyメロディーのことで、音の高さの変化と長さの変化が連続し、それが一定のリズムによって演奏されることで生まれる音楽的なまとまりのことを言う。節ともいう。

メロディは西洋音楽においては、音楽の三大要素の一つとして非常に重要である。他の二つは、ハーモニー(和声)とリズム(律動)である。旋律理論において、上昇する旋律は緊張を意味しており、下降する旋律は弛緩を、アクセントのあるリズムの旋律は興奮を、均等なリズム旋律は平静を表すとされている。

音色は音の高さや大きさなどと同様に、音を構成する三大要素のうちの一つである。音の聞こえ方のことで、音色は周波数とその振幅によって決定されるものである。音はすべて、周波数の低い値である「基音」とその周波数の倍数の「倍音」から成り立っている。簡単に言うと、同じ高さ、大きさの音でも人の声とピアノの音は違うし、ピアノとバイオリンの音も違う。この聞いた感じが違うことが音色の違いである。

音色は音自体の性質のことであるが、旋律はその音を連ねていってできるものである。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。