すなわちとつまりの違い
- 概要 -
すなわちとは、言い換えをするときに用いたり、とりもなおさずという意味で使われる。計算記号のイコールと同じような働きである。つまりは、すなわちと同様に同じ内容に言い換えるときにも使われるが、その他に結論に達するさまをも表している。
- 詳しい解説 -
すなわちとは、前後の語や語句、文をつないでいる語で「言い換えれば」や「とりもなおさず」という意味を持っている。「すなわち」の前後は同じ意味の語句で、言い換えがおこなわれているということである。
すなわちを計算の記号で例えるならば、「=(イコール)」がそれに相当するものである。
つまりとは、すなわちと同様に、同じ内容に言い換えを行う場合に使われる。この使われ方の場合は、すなわちと使われ方や意味は全く同じものである。他に、すなわちにはない意味としては、最終的な結論に達したという意味を表す。論述などにおいて、問題をいろいろと論じてきたうえで、結論に達した時には「つまり」と述べ、そのあとに結論を述べるものである。
この使われ方の場合は、数学の記号でいうならば「∴(ゆえに)」に相当するものである。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。