親書と親展の違い

親書と親展の違い

- 概要 -

親書は手紙を自分で自筆で書くことや、そうやって書いた手紙のことを言う。親展は自分で開けるの意味で、手紙のあて先の本人が自分で開けるものである、という意味。

- 詳しい解説 -

親書とは、親=自分で、書=書く、ということで、自分で手紙を書くこと、またはそのようにして書かれた手紙のことを言う。例えば、「委任状は依頼人の親書であること」とあれば、依頼人が自分で手書きで書くこと、という意味である。

さらに、親書は国家元首や天皇、国王などが署名している手紙で、他国の元首などにあてた手紙のことを言う。意味としては個人的な手紙ということになるが(英訳もpersonal letter)、実際には外交文書として取り扱われる、ある種公的なものである。

親展は、親=自分で、展=開く、ということで、自分で開けてほしいという意味である。手紙や請求書などの他人に知られたくないであろう情報が入っている書簡に書かれることが多い。親展と宛名面に書き添えることで、手紙のあて先の人、本人が開封して読んでほしい、他の人は開けないでほしいという要望になる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。