食器用洗剤と石鹸の違い

食器用洗剤と石鹸の違い

- 概要 -

石鹸とは天然の油脂を苛性ソーダで煮たものをいい、固形や粉状のものである。食器用洗剤とは、石油などの原料を用いて合成して作られる中性の洗剤のことを言い、多くは液状である。

- 詳しい解説 -

石鹸とは、動植物由来の油脂成分を加工した脂肪酸ナトリウムのことで、科学的には高級脂肪酸塩と呼ばれるものである。石鹸は天然の油脂を苛性ソーダで煮ることで作ることができる。石鹸は洗剤として使う時、水に溶けると弱い酸性を示して界面活性剤の働きをする。しかし、カルシウム分が多い水であるとすぐカルシウムと結合して石鹸カスを生じたり、そもそも水に溶けにくかったりするために、その欠点を補う形で合成洗剤が作られるようになった。

食器用洗剤は、石油を原料として合成される合成洗剤のことである。カルシウム分が高い水(硬水)でもカスを生じにくく、油よごれに強い、安価にできるなどのことから石鹸に代わり広く使われるようになった。合成洗剤は、石鹸に比べて、冷たい水でもよく溶けることや、使用量が少なくて済むこと、どんな汚れもよく落とすためとても使い勝手が良いものである。ただし、洗浄力が強いということは手肌にも刺激が強いということで洗剤による手荒れの問題も生じるようになった。

1970年代以降は、合成洗剤を含んだ廃水による環境汚染の問題が指摘されており、そういった問題についての研究や開発が進んでいる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。