購買と購入の違い
- 概要 -
購買も購入も何かものを買い入れることを言う。両者に違いはない。しかし、実際にものを買う時に使うのは購入の方である。
- 詳しい解説 -
購買も購入もものを買い入れることを示す語であり、意味上に違いはなく同義語である。
しかし、実際にものを買う時には「購入する」を使用しており、「商品を購買する」ということはない。逆に、病院や学校などにある小規模な商店のことを「購買部」ということはあっても「購入部」とはいわない。そのため、購入が商品を買う、買い手側からの言葉であるのに対して、購買は商品を売る、売り手側から、つまり、企業側の言葉であるともいえる。学校を例にすると、学校側が生徒のために商品を外部から仕入れをしている、すなわち外部から購買しているのであり、生徒はそれを購入するのである。
また、共同で商品を大量に買い入れるときには購買という語を使うこともある。例えば、いくつかの企業や組織、グループなどがまとまって、何らかの商品をまとめ買いする場合にはグループによる購買、となる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。