軒と棟の違い

軒と棟の違い

- 概要 -

軒(けん)は家などの建物を数える時に用いる数詞であり、棟(とう)も同じく建物を数えるときに用いるが、棟の方が長い建物を数えるときに使うことが多い。

- 詳しい解説 -

軒(けん)も棟(とう、むね)も家屋などの建物を数えるときに使われる助数詞である。ただ、軒の方が比較的小型の建物を数えるときに使用するのに対し、棟の方は大型である、またはむねの長い建物を数えるときに使用される。

例えば、病院などの病棟、学校や大学などで使われる研究棟、管理棟などおおむね長い形の建物には棟(とう)の字が使われるが、こういった建物は棟(むね)を使って1棟(いっとう、またはひとむね)、2棟(にとう、またはふたむね)と数える。

軒(のき)、棟(むね)の両方とも、建物の戸数を数えるときに使われるが、もともとは建物一部分を指す。棟の字は屋根の最も高い部分のところで、屋根の二つの面が接しているところを言う。逆に軒(のき)は、屋根の下端の部分のことを意味しており、建物の壁よりも外側に飛び出している部分のことである。
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